ツーリングレポート

              2000年5月4日

              題名：日帰り耐久ソロツーリング

              目的：168号→169号周回

                                           　　メンバー：Ｍ(CB1000SF)のみ

ゴールデンウィーク中に1日だけはどっぷりと走り込みたいと思っていた。昨日まで子供の相手をし満足してもらった後、実家に帰った日を狙って今回のツーリングを実行した。今日のツーリングはとにかく走りまくる事を目的とした。とっさに思い立ったのが十津川→新宮→熊野→吉野のルート。日帰りで且つ私の体(年寄り)では少々きつめではあるが、スムーズに流れさえすれば余裕の周回であると考えた。

5月4日午前7：00起床。昨晩は夜中の1時半まで寝付けず(俺は子供か？)当日早く起きる事が出来るのかと心配になったが、それとは裏腹に目覚まし時計が鳴った途端すぐさま目が覚め、余りの順調な身のこなしに自分自身が嘘の様。やはり楽しい事には体が動くのね・・・仕事もこうありたい。今日の天候は晴れ、雲ひとつない良い天気。何の迷いもないツーリング日和である。

午前7：20　エンジンをかけピストンの動きがスムーズになったところでいざ出発。走り出してみるとＧＷ真っ只中という訳か、結構車の量が多い。169号を南下途中、朝食を取らねばと橿原市のサークルＫ奈良医大前店でパンとコーヒーを買う。ツーリングではよくコンビニを利用する。いつの間にか出入りする客お構いなしに駐車場のブロックにべたっと腰掛け、飯を食う癖がついてしまった。

169号を吉野まで南下し、下市から309号線にチェンジ。168号線までの狭い道のりをひた走る。168号線に乗り、全開走行をと思ったが、朝早くから十津川方面へのＲＶ車が多く、渋滞はしないもののこの状態では流れに逆らう事も出来ない。それにこの当たりから気温が下がってきたのかじわりじわりと体が冷たくなってきたので、最初ははやる気持ちを抑えフラストレーションを貯めておく事とした。

午前10：00　道の駅　十津川郷に到着。

この壮大な景色。山に囲まれた十津川。デジカメで撮ったが、一眼レフを持ってくるべきであった。(それぞれ画像をクリックすると大きくなります。)十津川村を抜けて行くと次第に道路状況もよくなり、アベレージスピードも上がってきた。熊野川町まで行くと道路も広く直線が続く。まだ車が多いものの60〜80km走行で巡回。

168号の長い道のりを経て42号線に突入。午前11：40　42号線沿い　道の駅　紀宝町うみがめ公園に到着。

ここではうみがめの展示室があり、その中のプールでうみがめが悠々と泳いでいた。ここで休憩した目的は(他の所にもあるのだが・・・)紀伊名物めはり寿司を食べる事。ところが早速レジのおばちゃんに聞いてみると、もう既に売り切れていて・・・無い！めはり寿司は寿司飯を野沢菜の様な菜っ葉で包んだもの(誰か詳しい人教えてください)でこれがまた美味なのだが断念。

休憩を終え再び海を右手に42号を滑走する。七里ヶ浜に突入するとこの時期には大量のこいのぼりを浜で上げている。

道端で車が列を作り子供にこの名物こいのぼりを見せている。シンゴに見せたら喜ぶだろうな・・・と思いつつ腹が減ってきた。

午後12：20　42号線沿いの七里ヶ浜にある喫茶店で昼食を取る。昔はメンバー(福山や天理の元メンバー)でよく鬼ヶ城(この近くにある)ツーリングに行った時、この喫茶店で休憩を取った。早速ここの定番であるスタミナライス(ご飯の上に焼肉が乗ったもの)を注文するともうメニューからはずしているとの事。何じゃそりゃｰ！今日は欲しいものが食えないではないかー。仕方なしに焼肉定食＆アイスコーヒーを注文。客の出入りが少なかったのでゆっくりとくつろいだ。

後半戦。ここからは自宅に向かい吉野方面へ。グローブを動きの良い夏用に替え出発。42号を背にして熊野市から東熊野街道(309号線)を経て169号に向かう。また車がチンタラと走っている。どこのどいつじゃー40km走行とは・・・。やはりＧＷはだめかと思いつつ後ろからＺＸＲ・ゼファー・ブラックバードの3台が対向車線から追い越してゆく。昔は私にもこの様な元気があったのだが今は怖くてとてもついて行けない。しばらく我慢しながら見通しのある道で1台ずつパスして行き、やっと先頭の車に出くわした。何と牛を2頭積んだトラックがノタノタと走っているではないか。

そのトラックをパスすると道はちょうど高速ワインディングモード。ここで今まで貯めていたフラストレーションが一気に爆発した。アクセルを大きくひねる。ＢＩＧ−１も元気を取り戻したかの様に思い通りに答えてくれる。しばらく飛ばしていると先ほど抜いたＺＸＲとゼファーが前を走っていた。(ブラックバードはもういない。)相手も安全である事を確認したのかアクセルを開け始めた。3台が3台ともマフラーを付け替えていたため、集合管のかん高い音を奏でながら一定間隔で169号を駆け抜けてゆく。スピードメーターは80〜130km、タコメーターは3000〜6000rpm・・・。今までとは違った景色の流れに変わっていた。運良く車などの先行車が全く無かったのでこのバトル(?)は暫く続き、前の2台は途中でピットイン(休憩)。その後単独走行となる。コーナーに差しかかる前は早めにブレ−キング、コーナー出口はガバッとアクセルを開け加速する(ビッグバイクは立ち上がりのトルクを活かすのがベター)。リアタイヤがこれ以上は回すなと忠告しているかの様に時折悲鳴を上げる。ＢＩＧ−１は4000rpmからの加速が強烈(他のビッグバイクはもっと凄いのだが・・・)。この時はさすがにしっかりとニーグリップしていないと置いて行かれそうになる。1時間もの間このハイアベレージが続いた。次第に神経が擦り減ってゆく。

午後3：00　吉野の道の駅　杉の湯川上に到着。気づかないうちに体が汗ばんでいた。長時間のニーグリップとステップ荷重で、バイクから降りると足はガクガク。

吉野(169号)から大宇陀方面(166号)に向かいいつもの帰路。この当たりはさすがに車も多く、ゆっくりと走る。

自宅近くのＧＳにて給油。午後4：35　無事、自宅に到着。

　★走行結果

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