ツーリングレポート

 

 

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              2000年10月22日

              題名:十津川・本宮・北山村ツーリング

              メンバー:H氏(GSF1200S)・M(CB1000SF)

  

 

10月22日、久しぶりにH氏とのツーリング。前回はH氏が突然の体調不良で行けず、1月28日の牛乳風呂ツーリング以来ではないだろうか。前日からどこに行くか話し合ったが、冬になると行き辛いだろうというところで、十津川あたりの温泉に行く事にとりあえず決まった。

ルートは、天川村を抜け十津川、そのあたりから169号線へ横断し、あとは吉野を抜け帰宅といった具合である。

 

天候は晴れ。気持ちの良い朝。今日の待ち合わせは私の家なので、のんびりとBIG−1の発動準備をする。同じ歳の子供を持つ近所の奥さんが来て、「どこ行くの!家族ほったらかして!」と声をかけて来た。しばらく、かみさんと、その奥さんと3人で井戸端会議をしていると、約束した9時から10分程早くH氏が到着。

早速地図を広げ、具体的なルート確認をし、今日の走行はH氏が先導する事に決定。

 

169号線に乗るまでの地元ルートを私が先導し、川沿いの細い道をゆっくりと走る。169号線に入るとH氏と入れ替わる。国道を南下して行き、下市から天川への309号線に入る。

狭い道路は木が生い茂り、余り日も差し込まないため次第に体が冷えてきた。ガタガタと振るえるほどではないが、ゆっくりと冬が近づいてきている様な雰囲気が漂う。暫く細く狭いルートが続いたが、広いルートに差し掛かった。これは一気に飛ばして行けると思いきや、観光バスがノロノロと前を走っているではないか。急勾配の道に入り、今までにもましてバスのスピードが落ちる。イライラしていると、H氏はすかさずそのバスを追い抜いた。私もついてゆこうとアクセルをひねる。

それにしてもH氏のバイクはトルクフルである。短時間での追い越しではトラクションのレベルが違い200CC差の余裕と言うものが感じられる。バスをクリアしてからは、順調な高速モード。80〜100km/hでワインディングを駆け抜ける。そこに私の後ろにもう1台のバイクが迫ってきた。

結構速く走っているのにピタッとついてくるレッドボディーのバイク。コーナー中にバックミラーで確認すると何とGSF1200Sではないか!前後GSF1200Sに挟まれながら走るのも、何となく息苦しい感じ・・・。「SUZUKIなんかに負けねーぞ!」と言わんばかりのBIG−1。突如と現れたGSF1200Sはいつの間にかいなくなってしまった。

やっと168号線に突入。2時間近くも走り詰めで少し疲れてきたので休憩を取る事に。10時50分、猿谷ダムに到着。

再び168号線を南下。今日は、H氏の後をついてゆくパターンなので軽い気分で走る事が出来る。いつもは私が先頭で走る時が多いが、きちんとついてきているかどうか結構気になるものだ。特に街中では信号で途切れてしまったりするので台数が多いとどうもリズムに乗らない事が多い。一番気兼ねの無いのがソロ。そういった意味で、自分勝手に気ままに行けるソロツーリングが一番好きなのかも知れない。

しかし、自分のリズムやペースに合っているバイクといっしょに走るとそうではない。一人で走るよりもこれまた最高の楽しさがある。H氏はどちらかというとそのタイプ。私のアベレージをよく分かってらっしゃる。直線・コーナーリング等々私のリズムに合っていて気持ちの良いライディングが楽しめる(その他K氏やI氏もそうだが・・・)。

そうこうしているうちに道の駅 十津川郷に到着。このあたりは手打ちそばが有名で、この道の駅にはうまいそば屋がある。ここで掛けそば定食を昼食に取った。この時点で114km走行。

12時30分。ここから169号線への横断を決めていたが、425号線にある白谷トンネルが不通との掲示板があった。諦めてもう少し足を伸ばそうという事で本宮まで南下。何年か前に、福山のM氏のおばあちゃんの家が本宮にあり、お元気ですかー?と呟きつつ綺麗な十津川沿いのルートをひた走る。

本宮を抜け宮井大橋で左折。ここから細い山道に入る。トロトロと遅いミニバンに前をふさがれ、またもやイライラした私はH氏を抜きクリア、途中の三叉路で169号線に突入した。再びH氏に先行してもらい、途中小休止を取る。

いつの間にか天気が崩れ、空を見上げると今にも降りそうな雲行き。と思いきやポツポツと雨が降ってきた。「まさやんカッパ持ってきた?」(M)、「いいや」(H)、「俺も持ってきてない・・・」(M)、「まっ、何とかなるやろ」(H)という会話で再び走り出す。暫く走っても雨は本降りにはならず、道も濡れずに済んでいるので何とかもつかもしれない。

14時40分。「おくとろ温泉」に到着。この時点で182km。ゆっくりと温泉につかり疲れを癒す。温泉はツーリングでは恒例の様なものである。特にソロでなければ必ずと言って良いほど温泉に行く。一人でも行けばいいのだが、私の場合はひたすら走る事に専念してしまう。やっぱり連れがいなければ寂しいもの。

15時30分。169号線で下北山村へ。長湯で熱くなった体が一気に冷える。ヘルメットに入ってくる空気がひんやりと気持ちが良い。下北山村を経て吉野まで、走り易いワインディングを駆け抜ける。ソロならコーナー出口でガバッと加速するのであるが、このあたりのH氏はジェントルマン的な走り。とは言っても1200のトルクは相当なもので、立ち上がりでは幾分かある程度のトルクバンドに入らなければこちらもついて行けない。本当にバイクはこういうシチュエーションが楽しい・・・と言うか私にとってはとても好きな場面である。

もうあたりは薄暗く、ヘッドライトをつけなければ見えにくい状態になってきた。17時30分、ノンストップで吉野の道の駅 杉の湯にたどり着いた。最後の休憩を取り、あとは帰路に向かう。途中榛原町の166号線と370号線の分かれ目でホーンを鳴らして別れを告げる。

19時に到着。温泉を出てからの走行は結構きつかった。今度はいつになることやら、またH氏とのツーリングを企画したい。

 

 ★走行結果

全走行距離 320km
所要時間 10時間
走行時間 約8時間
平均時速 40km
平均燃費 19km/L
料金 食事1,000円  ガソリン代2,550円  その他120円  合計3,670円

 

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