ツーリングレポート

              2000年11月11日

              題名：信楽チョイ乗りソロツーリング

              メンバー：Ｍ(CB1000SF)

かみさんと息子どもが実家に帰った(決して別居したのではないので皆さん誤解せずに！)。そういう事なら当然ツーリングでしょ！しかし今日は特に寒い。じんじんと底冷えがする感じ。昨日からの雨で道がまだ濡れていたので出かける気になれない。重い腰をヨイショと起こしたのが午後2時の事。両親と晩飯を食わなければならないので午後6時には帰らなければならない。この4時間でどこへ行こうか・・・悩んだ挙句、久しぶりに信楽にでも行ってみよう。

雨が降るのかも分からない程のどよめいた雲行き。いつもとは違う余り気の入らないチョイ乗りソロツーリングである。ルートは次の通り。

午後2時。家を出発して24号線を北上する。今日のＢＩＧ−１は先週念入りにワックスをかけたせいか、タンクが眩しくやけに気持ちがいい。シートもほこりっぽくなっていたのでアーマーオールをかけた。しかしこれがまたツルツルとお尻が滑りぎこちない。

24号線はお約束通り渋滞。気を引き締めてわき道をゆっくりとすり抜けて行く。郡山から奈良市内にかけては比較的順調に走れたが、その先からまた渋滞。あ〜あ笠置の方から信楽へ回ればよかった・・・。結局木津川沿いの広いところまでは渋滞が続き、ようやく城陽市から307号線に右折した。

次第に山道になり車の量も減ってきた。たまに大きなダンプが道をふさいでいるのでまだまだ快適モードにはならない。途中、ビッツが前を走っていたが、ビッツも負けじと飛ばしている。結構急なコーナーでも軽い車体に任せて軽快なコーナーリングを見せる。1300ｃｃ程度の車もなかなか速いものなのね。

工事をしているところが数箇所あり、いらいらしたがようやく広い綺麗な道に出た。車も殆ど走っていない。数台の車をパスしながら絶好の加速モードに入る。アーマーオールで磨いたシートのお陰で加速のたびにズルズルとお尻が滑る。ニーグリップをしっかりとして幾分かの前傾姿勢をとりスピードを上げて行く。80〜100km/h走行で順調に信楽へ向かう。今日は特に寒いので革パンツとブーツではつま先や膝がじんじんと冷たくなってきた。

信楽は陶器で有名。至るところに陶器屋が建ち並ぶ。特に狸の置物はそこらじゅうに散乱しておりひとつぐらい持って帰っても分からないほど(持って帰ってませんけど・・・)。狸が参列している大きな陶器屋で少し休憩を取ることにした。

でっかい狸の前に数え切れないほどの小さな狸。ひとつひとつ顔の表情が違うのでとても愛嬌がある。雨が降ることも無く、少しずつ日が差し込んできた。しかし底冷えがするので早く帰ろうとバイクにまたがる。

307号線から422号線に突入。高速コーナーが続く綺麗な車線。思いっきりアクセルをひねり強烈なトラクションをかけ、80〜120km/hで巡航。少し飛ばしすぎではあるがアクセルワークは余裕を持って走っている。

壬生ICから60km/h制限の国道とも言うべき名阪国道２５号線に入る。夕方なので結構車の量も多い。おまけに夕日が強烈に差し込み、目を細めなければまともに前を見て走れない。日が雲に差し掛かると走り易くなるので、そのたびにアクセルを開ける。

100km/hで巡航中、後ろから凄い勢いで隼とＲ１が追い抜いていった。その速さは尋常ではなかった。多分180km/h程度は出ているのではないだろうか・・・。昔、GSX-R1100で220km/hまで飛ばしたことがあるが、周りの景色が全く変わる。それも馴れてくると100km/hで走っている気になるから恐ろしいものである。もうあんな真似は出来ない(と思う・・・出来たりして・・・)。

こちらもたまに150km/h程度まで引っ張ってみた・・・。ＢＩＧ−１には余裕があるのだが、体の方がついてゆけない。カウルが無いのでヘルメットは顔にへばりつくわ、突風に体がまともに当たるわで息苦しい。なんやかやで高峰パーキングまですんなりたどり着いてしまった。少し気持ちを落ち着かせようと休憩に入る。

本当にリッターバイクは良く走るものですねー。その性能を活かすならフルカウルのレプリカで高速道路をかっ飛ばすのも悪くは無い。でも私はＢＩＧ−１はノンカウルのグラマラスなスタイルがとても気に入っている。これからも大事に乗ってゆきたい。

この後、通勤ルートである天理東ICから田原本へのあぜ道をゆっくりと走って帰る。家に着いたのが午後５時４５分。休憩時間も少なかったので予定通りに到着した。

　★走行結果

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